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吉田 文代*; 松村 明*; 山本 哲哉*; 熊田 博明; 中井 啓*
Cancer Letters, 215(1), p.61 - 67, 2004/11
被引用回数:13 パーセンタイル:22.46(Oncology)BSHは、脳腫瘍に対するホウ素中性子捕捉療法において広く利用されているホウ素化合物である。しかしながら、腫瘍細胞への取り込みのメカニズムは十分にはわかっていない。われわれは、この化合物のメルカプト基部分を調査した。BSOによりグルタチオンの生成が抑制されると、腫瘍細胞へのBSHの取り込みが促進され、中性子照射による細胞破壊作用も強化された。また、BSHの取り込みの促進に伴い、線照射による損傷は抑制された。これらの結果は、グルタチオンの枯渇はB(n,)反応を促進させ、2次線の発生を抑制する効果を示唆している。
畑田 元義*; 藤田 岩男*; 是川 圭一*
JAERI-Research 94-024, 40 Pages, 1994/10
アルゴンで飽和した安定剤を含まない塩化パラジウム酸ナトリウム(NaPdCl)水溶液を線照射し、生成した粒子の粒子径を動的光散乱装置を用いて、また生成量を可視紫外分光光度計を用いて測定した。pH=1.95HCl溶液では濁度(700nmにおける吸光度)は照射終了後増加し、その後減少した。また238nmの吸光度から求めた残存PdClは照射により減少したが、照射終了後の時間とともに一部回復することが認められた。これらの現象は照射終了後も粒子の前駆体が存在すること、及びこれが塩化物イオンと反応してPdClイオンを再生することを示している。粒子径は照射直後の20nmから成長して2.75kGyでは約40nm、8.25kGyでは80nmに達した。粒子の収量はpH=0.65HCl溶液では、pH=1.95HCl溶液の場合と比べて小さく、また粒子径は、150nm~200nmと大きなものであった。
大阪支所*
JAERI-M 84-239, 59 Pages, 1985/01
本報告は、大阪支所において昭和58年度に行われた研究活動を述べたものである。主な研究題目は、電子あるいはイオン照射下の界面現象に関する基礎研究、電子線照射による重合反応の研究、ポリマーの改質および上記の研究と関連した重合反応、高分子分解、ならびにグラフト重合に関する基礎研究である。
杉本 俊一; 西井 正信
JAERI-M 84-224, 69 Pages, 1985/01
CO-H混合気体にCHを添加した系の放射線化学反応を検討した。少量のCHを添加するとHCHOなど2、3の生成物を除くほとんどの生成物の収量が増加した。特に、1mol%のCHを添加した場合には、TrioxaneとTetraoxaneの収量が著しく増加した。多量のCHを添加するとC以上のアルデヒドやカルボン酸の収量が増加した。照射温度を200Kから473Kまで変化させた実験から、これらのカルボン酸やアルデンヒドの収量は323K付近で最大になることが判った。CHを添加した場合に収量が増加する生成物の先駆者を調べるために、混合気体にカケオンスキャベンジャースはラジカルスキャベンジャーを添加する実験も行った。
大阪支所*
JAERI-M 83-199, 83 Pages, 1983/11
本報告は昭和57年度に、大阪支所において行なわれた研究活動を述べたものである。主な研究題目は、メタン、一酸化炭素および水の反応ならびにそれと関連した研究、高線量率電子線照射による重合反応の研究、ポリマーの改質、および上記の研究と関連した基礎研究などである。
杉本 俊一
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 34(3), p.559 - 564, 1983/00
放射線照射によりCO-H混合気体から化学工業の粗原料を得るための基礎的条件を検討する研究の一環として加圧状態(510Pa)で線照射し、照射線量、気体組成または照射温度と生成物(炭化水素および含酸素化合物)収量との関係を調べた。線は電子線とは線量率が異なるので同一線量を与えるためには電子線照射に比べて1400倍の時間が必要であった。このために線照射の場合には、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドのような生成物は同時に熱化学反応が進行するので電子線照射に比べて見掛けの収量は低下した。しかし熱化学反応も考慮すれば、510Paの線照射効果はよう低圧(110Pa以下)の電子線照射効果から説明しうる。
畑田 元義
JAERI-M 82-192, 95 Pages, 1982/12
本報告は昭和56年度に、大阪支所において行なわれた研究活動を述べたものである。主な研究題目は、一酸化炭素、水素、およびメタンの反応ならびにそれと関連した研究、高線量率電子線照射による重合反応の研究、ポリマーの改質、および上記の研究と関連した重合反応、高分子分解、架橋ならびにグラフト重合に関する基礎的研究などである。
大阪研究所*
JAERI-M 9214, 146 Pages, 1980/11
本報告は昭和53年度に、大阪研究所において行なわれた研究活動を述べたものである。主な研究題目は、一酸化炭素、水素およびメタンの反応ならびにそれに関連した研究、高線量率電子線照射による重合反応の研究、ポリマーの改質、および上記の研究と関連した重合反応、高分子分解、架橋ならびにグラフト重合に関する基礎的研究などである。
渡辺 宏; 佐藤 友太郎*
J.Ferment.Technol., 58(4), p.363 - 366, 1980/00
糖蜜を含む醗酵培地を放射線で殺菌処理することを目的として、照射によって起る糖蜜中の糖含量と糖組成の変化を調べた。水で希釈しない場合には、糖蜜中の全糖および直接還元糖量は照射の影響をあまり受けず、甘蔗糖蜜では3Mrad,甜菜糖蜜では1Mrad照射しても、全く糖含量の変化はみられなかった。しかし、水で希釈すると、糖含量は線量の増加とともに減少し、組成も変化した。シュクロースは照射によって分解し、グルコースとフラクトースを生成した。ラフィノースも照射によって分解するが、ガラクトースは検出できなかった。照射温度は約60Cまでの実験した範囲において、糖の変化にほとんど影響しなかったが、pH4以下の溶液や、酸素を飽和させた溶液中では、照射による糖含量の変化が促進された。
依田 修; 小田島 晟*
Japanese Journal of Applied Physics, 19(7), p.1241 - 1245, 1980/00
被引用回数:11 パーセンタイル:50.72(Physics, Applied)非対称X線回折線プロフィルの解析を行い、非対称性は、プロフィルの反射次数が低く、格子歪がプロフィルの幅を広げる効果があまり顕著でない場合には、微結晶のサイズと格子面間隔の間に一定の相関があるために現れることを見出した。線を大量に照射したポリエチレンの002プロフィルに応用し、サイズと両間隔の相関を明らかにして、線によるポリエチレン結晶の崩壊機構を明らかにした。
大阪研究所*
JAERI-M 8569, 146 Pages, 1979/11
本報告は、大阪研究所において昭和53年度に行なわれた研究活動を述べたものである。主な研究題目は、一酸化炭素、水素、およびメタンの反応ならびにそれに関連した研究、高線量率電子線照射による重合反応の研究、ポリマーの改質およびおよび上記の研究と関連して重合反応、高分子分解、架橋、ならびにグラフト重合に関する基礎的研究などである。
依田 修; 栗山 将
J.Mater.Sci., 14(7), p.1733 - 1743, 1979/00
被引用回数:13リニアポリエチレンに500Mrad以上の大量の線を照射したときの、結晶のサイズ分布と格子歪の変化をX線のプロフィル解析により調べた。微結晶のサイズ分布はラテラル方向ではある線量に達しないと変化しないのに対し分子鎖方向は照射線量と共に減少する。これは照射によってラメラ表面から架橋が生成し、微結晶を分子鎖方向から崩壊させるためと考えられる。
貴家 恒男
JAERI-M 7485, 93 Pages, 1978/01
高圧下におけるポリマーの分子運動性およびモノマー分子の配列に着目して行なった一連の研究をまとめた。ポリマーの高圧下の照射効果の研究から、(1)圧力により架橋速度が増大し、特に二重結合を含むポリマーでは特に顕著であること、(2)二重結合を含むポリマーを高圧架橋すると架橋点はクラスター状に分布すること、(3)高圧下の分子運動性の変化と架橋反応性とは密接に関係していることが明らかとなった。エステル鎖長の異なったメタルクリレート系のモノマーおよびアクリロニトリルの高圧下の放射線重合挙動の解析ならびにas-polymerizedポリマー~モノマー共存系の圧力~体積挙動の解析から、これらの液体モノマーは高圧化で近距離秩序をもって配列することが明らかとなった。また、このような配列を起こさせる圧力はモノマーの立体的構造と密接な関係のあることを見いだした。
大阪研究所*
JAERI-M 7355, 85 Pages, 1977/10
本報告は大阪研究所において昭和51年度に行なわれた研究活動について述べたものである。主な研究題目は、均一系および固体触媒存在下における一酸化炭素と水素の放射線化学反応、高線量率電子線照射によるビニル・モノマーの重合、繊維の難燃化等を目的とした放射線グラフト重合あるいは架橋反応によるキュアリング、フィルム線量計の較正方法の開発、および上記の研究と関連して重合反応、高分子分解、架橋ならびにグラフト重合に関する基礎研究などである。
荒川 和夫; 早川 直宏; 栗山 将
JAERI-M 7244, 29 Pages, 1977/09
原子炉周辺の放射線場で使用される高分子材料からの発生ガスを調べることを目的として、ポリエチレンおよび炭化水素系高分子、実用高分子材料(ケーブル絶縁用素材および真空パッキング材料)を真空中において、また、エチレン-プロピレンゴムを高温水蒸気雰囲気中において、Co-線照射を行なった。各試料からのガス発生量およびG値を求め、さらに質量分析計を用ぃてガスの組成を調べた。低密度PEのG(全発生ガス)値=3.2~3.4、高密度PEのG(全発生ガス)値は2.5~2.7であり、いずれも発生ガスの大部分は水素である。低密度PEに耐放射線性助剤の添加すると、発生ガス量が著しく減少した。ケーブル絶縁用素材であるハイパロン(Chlorosulfoneted PE)は、二酸化硫黄が多量生成した。真空パッキング材の実用配合試料は、素材試料の約5分の1のガス発生量である。高温水蒸気雰囲気中のEPRからのG(全発生ガス)値は約3.1で、温度依存性はない。
佐藤 好毅
Nuclear Instruments and Methods, 146, p.599 - 600, 1977/00
G.-M.計数管の特性劣化の原因を調べるために、特性に及ぼす線照射の影響を研究した。計数管には陽極の形状、陰極材料及び消滅ガスの異なる端窓型のものを使用し、これらにCoの線を壁に垂直方向から一様に照射した。その結果、計数管の特性は適量の照射によって、使用、未使用を問わず劣化もしくは良好でない特性は著しく改善され、経時および210カウントまでの連続運転に対する特性変化が極めて小さいことが見出された。また、分解時間、温度依存性および印加電圧対パルス・ハイトの勾配等も照射前に較べ良くこそなれ悪くなることはないことが判明した。適量は有効陽極面積の少ないループ状のものでは少し大きい。これらの実験事実から劣化(すなわち特性そのものの)の原因は消滅ガスの分解そのものに直接関係がなく、陽極における分解ガスの吸脱着にあるものと概論された。
横塚 弘毅*; 渡辺 宏; 白石 好博*; 櫛田 忠衛*
発酵工学雑誌, 53(2), p.84 - 91, 1975/02
ブドウ酒に照射すると、褐色するという現象はすでに知られていたが、どのような褐変物質が変化するかについては詳細に検討されていない。褐変物質をsephadexG-15で分画すると、WhiteWineでは3成分、BakingWineでは5成分の褐変物質に分離された。照射したwineでは、最も高分子量の画分が増加するが、他の成分は照射によって褐色した。これらの各画分について照射前と照射後の吸収スペクトル、色調変化、凍結乾燥後の物質の性質について調べた結果、BakingWineでは最も高分子の画分を除いてすべての画分が変化したが、WhiteWineではその変化はみられなかった。wineの褐変は品質の低下を市し、商品価値を下げる。線照射は褐変を減少させるが、品質の変化が問題となるので一般に含まれる成分分析を行った結果、aldebydeとpolyphenolが増加し、PHがわずかに高くなるが、抽出物、全酸、エステル、アルコール含量には変化が見られなかった。
佐伯 正克; 沼倉 研史*; 立川 圓造
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 25(9), p.407 - 414, 1974/09
被引用回数:8無?体Iを含む硝酸溶液を加熱または線照射することにより、CHIを主生成物とする有機ヨウ素が生成する。COの炭素源としての可能性を同位体希釈法を用いて調べた。その結果および種々の炭素化合物の添加実験から、本実験系における有機ヨウ素の炭素源は、硝酸中に含まれる有機系高分子不純物であることが分った。さらに、蒸留精製した硝酸による実験結果およびHe気流中と、O気流中における結果の比較から、有機ヨウ素は、有機化合物の分解で生じた分裂片とI°とのラジカル反応で生成していると結論した。
立川 圓造; 土橋 源一
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 34(6), p.770 - 774, 1961/00
被引用回数:3抄録なし